膝は、立つ・座る・歩くなど日常の動作で休むことなく働いています。
また、歩行時には体重の2~3倍の荷重がかかるなど、体重による負担も大きいのですね。
こうした負担が長年積み重ねることにより、タイヤがすり減るように、関節軟骨がすり減っていきます。
すると、関節軟骨のクッションが弱まるため膝を動かしたときに、違和感や痛みを感じるようになります。
予防と治療で大切なのは、
膝に負担をかけずに筋肉を鍛える。
膝の負担を軽減するには、適度な運動が効果的。
肥満や血管老化を防ぐとともに、関節に栄養を送るポンプ役である筋肉を鍛える意味もあります。
しかし、膝に過度の負担がかかるのは逆効果です。
違和感が出始めている方は、ジョギングなどはおすすめしません。
水中ウォーキングや自転車を積極的に乗ることが良いと思います。
すり減った軟骨組織は人間には再生能力が備わっていません。
最終手段は人工関節置換術になってしまいます。
よって、時間はかかっても痛みを軽減させる治療は可能ですし、
膝を大切にしていくことがすごく重要です。